IID Program
ギャラリー
ワークショップ
イベント
イベント

池尻ロマンス座 活弁士による無声映画上映会『月世界旅行』『猛進ロイド』

2010年03月13日(土)

%E6%9C%88%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%97%85%E8%A1%8C002.jpg

日時:2010年3月13日(土)13:00-(受付開始12:30-)
会場:Presentation Room(IID 1F)
参加費:一般1000円、中学生以下・60歳以上は無料
定員:20名
弁士:斎藤裕子
主催:池尻ロマンス座+IID
協力:マツダ映画社
※当日直接会場にお越しください。

池尻ロマンス座は、IID周辺に住まう地域のお年寄りと上映会参加者やロマンス座運営スタッフなどが映画を通じて交流する会です。普段の生活ではなかなか地域のお年寄りの方と話す機会がありませんが、池尻ロマンス座でお年寄りたちと何気なく話す当時の食べ物や生活といった話、そして何より一緒に映画をみるほのぼのとした雰囲気が魅力です。

今回はジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』そして『猛進ロイド』の2本を活弁士の方をお呼びして上映会を開催します。

活弁士は、無声映画の上映の際にスクリーンの脇にいて、上映中の映画のストーリーを語り、セリフを述べます。ライブ感のある映画鑑賞は今までの映画にはなかった全く違った魅力を感じられるでしょう。活弁の映画をみたことがないひともぜひ一度この体験をお楽しみください。

『月世界旅行』Le Voyage Dans La Lune
1902年作品 監督&主演/ジョルジュ・メリエス  (11分)

フランス語での原題は"Le Voyage dans la Lune"、英語では"A Trip to the Moon"。日本では『月世界旅行』として知られている。1902年にフランスのジョルジュ・メリエスによって脚本・監督された。モノクロ・サイレント映画。1秒16フレームで、11分の作品である。大砲で月へ行った人間が、月人に出会うというプロット。ヴェルヌの『地球から月へ』『月世界へ行く』の二部作を大幅に簡略化し、変更を加えたもの。後半の月人のエピソードはH・G・ウェルズの『月世界最初の人間』(1901年)が基になっている。

当時の映画としては、複数のシーンがあり、なおかつ物語があるという、非常に画期的なものであった。また、世界初のSF映画とされる。映画史を語る上で必ず登場する重要な作品の一つである。

1994年ごろ以降の数年に、日本のTV番組「ポンキッキーズ」では挿入歌『さあ冒険だ』のイメージとして、この映画の場面にガチャピンやPちゃんなどのキャラクターを合成した映像が使われた。

池尻ロマンス座
http://www.nanoni.co.jp/romance/

%E6%9C%88%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%97%85%E8%A1%8C001.jpg

%E7%8C%9B%E9%80%B2%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%890001.JPG

『猛進ロイド』 GIRL SHY (80分)
1924年アメリカ パテー作品
大正十四年度キネマ旬報ベスト・テン 娯楽的優秀映画の部第五位
スタッフ 監督/サム・テイラー & フレッド・ニューメイヤー、助監督/ロバート・A・ゴールデン、脚本/サム・テイラー & テッド・ワイルド&ティム・ウィーラム、撮影/ウォルター・ランディン、撮影助手/ヘンリー・N・コーラー、字幕/トーマス・J・グレイ、編集/アラン・マクニール、技術/ウィリアム・マクドナルド、美術/リール・K・ベッダー、製作/ジョン・L・マーフィー

キャスト 貧乏な青年ハロルド・メドウス/ハロルド・ロイド、金持ちの令嬢メアリー/ジョビナ・ラルストン、ハロルドの伯父/リチャード・ダニエルス、金持ちの男/カールトン・グリフィン(日本公開大正14年4月3日神田日活館・葵館)

解説 「想像と理想の世界に生きている内気な青年の物語」という字幕から始まるこの作品は、ロイド映画の特色が最も見事に表現された傑作の一つで、キネ旬ベストテン娯楽的優秀映画の部第五位に選出されている。(当時のベストテンは洋画を「芸術的優秀映画」と「娯楽的優秀映画」に分けて選出)
同誌に掲載された鈴木重三郎氏の批評も本作品を絶賛しているので、以下に抜粋紹介しよう。〔ロイド喜劇の持つあらゆる長所を打って一丸にした先づロイド喜劇傑作中の傑作といっても過言であるまい。八巻といふ喜劇にしては空前の長篇を些のゆるみもなく観客を引張って行くところ、いつも乍らフレッド・ニューメイヤーとサム・テイラーの頭の良さに感服の他はない。「恋愛の秘訣」の各章に現はされる各種の女性の解剖も痛快皮肉を極むれば、後半の馳せ付けの技法も、下手な連続や活劇に優ること数等、殊に電車の使ひ方は感嘆の他なし。最後に、笛を吹いて新婚旅行の汽笛を思はせ以心伝心に抱擁するところ等は全編を生かしてゐる。あのYesといふ字幕に何んとも云はれぬ妙味がある。ロイドのへらへら笑いといって嫌ってゐた人も必ず本映画を見れば好きになるに違いない。〕 ロイド夫人となったミルドレッド・デイヴィスに代わり、前作『巨人征服』より、テネシー生まれのジョビナ・ラルストンが相手役を務めている。まだ二十歳になるかならないかの瑞々しさである。

略筋 洋服屋の伯父の家に年季奉公で勤めていたハロルドは、女性が大のにが手で、女性を見ると顔は真っ赤で火事の如く、声は喉につまって吃ってしまい、なんでそんなに恥ずかしいのか、自分でも不思議で堪らないのであった。そこで、仕事の合間に女性に対する研究をすることにした。熱心に没頭するハロルドは、遂に「恋愛の秘訣」という大著述を完成させたのである。そこで早速出版社へ交渉に行く。途中、列車内で可愛い小犬を連れた美しい女性、メアリーと知り合いになったのだが、著述の効果はいかばかりか……。
数日後、届けた原稿の様子を聞きに出版社をたずねると、多勢の女事務員たちに、「恋愛の秘訣」の作者来たる!とばかり大歓迎されて縮み上がったが、社長から出版の見込みなしと云われてガッカリ。外に出るとメアリーが待っていた。喜びもお預け、本が売れなければメアリーと結婚出来ぬと思ったハロルドは、愛する娘に心にもない嘘を吐いて別れて行くのだった。
その後、ハロルドの「恋愛の秘訣」は、思わぬ展開を遂げたのである。出版社からハロルドの許に手紙が届いたが、彼はてっきり断り状だと思い込んで破り棄ててしまった。ところが、それは三千ドルの小切手で、著作権料の内金と判ったのだが、それと同時にハロルドに失恋したメアリーが、ほかの怪しい男に騙されて、今日結婚するということを知ったのである。 俄然、奮起一番ハロルドはメアリーのもとへ-。自動車、オートバイ、電車に馬車、ありとあらゆる乗物を手当り次第に乗り継いで、猛進、猛進、また猛進-漸く、裸馬にまたがったハロルドがメアリーの結婚式場に馳せつけ、見事彼女を救ったのであった。そして…

池尻ロマンス座
http://www.nanoni.co.jp/romance/

Trackback

Trackback URL
http://www.r-school.net/mt/mt-tb.cgi/1264